レベル2悪魔族の集い
マリスボラス・スプーン効果モンスター 星2/闇属性/悪魔族/攻 100/守 500 このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合に 「マリスボラス・スプーン」以外の「マリスボラス」と名のついたモンスターが 自分フィールド上に召喚・特殊召喚された時、 自分の墓地から悪魔族・レベル2モンスター1体を選択して特殊召喚できる。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。 「マリスボラス・スプーン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
武神姫-アハシマリンク・効果モンスター リンク2/光属性/獣戦士族/攻1500 【リンクマーカー:上/右下】 同じレベルのモンスター2体 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 このカードはリンク素材にできない。 (1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。 同じレベルのモンスターを、手札及び自分の墓地から それぞれ1体ずつ選んで効果を無効にして特殊召喚し、 その2体のみを素材としてXモンスター1体をX召喚する。 (2):このカードのリンク先のXモンスターがX素材を取り除いて効果を発動した場合、 相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
カプシェル効果モンスター 星2/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 このカード名の(1)(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):このカードがリリースされた場合に発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。 (2):このカードが融合・S・リンク召喚の素材になり、 墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。 (3):X素材のこのカードがXモンスターの効果を発動するために取り除かれた場合に発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。
SHADOW SPECTERSに収録の【マリスボラス】。
レベル2悪魔族で構成されており、いわゆる【ランク2】系のデッキ。
「マリスボラス」に属するカードはモンスター3種のみと寂しいものがありますが、じわりじわりとレベル2悪魔族のカードプールは充実してきました。
今回はWORLD PREMIERE PACK 2020で登場した《カプシェル》、《カプシェル》と相性のいい《武神姫-アハシマ》、レベル2トークンを生み出し全体的な低攻撃力をごまかせることもある《ブラック・ガーデン》を採用した【マリスボラス】です。
【マリスボラス】デッキレシピ
モンスターカードについて
《マリスボラス・スプーン》
同名カード以外のマリスボラスの展開をトリガーに墓地のレベル2悪魔族を蘇生。
ただでさえ「マリスボラス」は数が少ないのに同名カードがトリガーにならないため発動し辛いものの、蘇生先がマリスボラスに限定されていないのは優秀。
《マリスボラス・ナイフ》
召喚時に同名カード以外のマリスボラスを蘇生。
効果は悪くないものの、蘇生対象がフォークとスプーンだけのため意外と腐りがち。
《マリスボラス・フォーク》
悪魔族を捨てて自身を特殊召喚。
展開要員。
マリスボラス自体に手札を稼ぐ能力はほぼないため、上手く他のカードでコストを用意したいところ。
《カプシェル》
基本的に展開するほど消耗する【マリスボラス】においては貴重なドロー効果を持つレベル2悪魔族。
《武神姫-アハシマ》《マリスボラス・スプーン》《七精の解門》《悪夢再び》で繰り返し利用したい。
このカードについてはこちらの記事で考察しています。
《暗黒の招来神》
召喚→《七精の解門》サーチ→《七精の解門》で2体目の《暗黒の招来神》サーチと動くことでランク2を展開可能。
1枚からランク2に繋がる悪魔族は貴重な存在。
《カプシェル》とは相性〇
《レッド・リゾネーター》
手札から下級モンスターを特殊召喚する効果。
癖がなく優秀な展開要員。
貴重な炎属性でもあります。
《生きる偲びのシルキィ》
相手がリンク主体でなければ自己再生は容易で、X素材にしてしまえば除外もされません。
攻撃力800なので《ブラック・ガーデン》で蘇生しやすく、闇属性守備力0なので《悪夢再び》を腐りづらくしてくれるという良ステータス。
自身のモンスターを裏側守備にするのも《ブラック・ガーデン》の攻撃力半減解除やホープ・カイザーで出したモンスターの効果無効のデメリット解除に役立ちます。
《増殖するG》
定番の手札誘発。
レベル2なのでランク2の素材にも一応転用可能。
魔法・罠カードについて
《ブラック・ガーデン》
《地獄の暴走召喚》やマネキンキャットの効果発動補助に。
トークンはレベル2なので他のレベル2モンスターと共にアハシマをリンク召喚することも可能。
《地獄の暴走召喚》
低攻撃力モンスターが多いため発動は容易。
《七精の解門》
《暗黒の招来神》と連携。
《カプシェル》を蘇生できるのも良ポイント。
《闇の誘惑》
闇属性が誇る優秀な手札交換カード。
《悪夢再び》
《暗黒の招来神》と《カプシェル》を回収すればそのまま展開可能。
《幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ》
発動後レベル2モンスターとなる罠カード。
《ブラック・ガーデン》発動下では600ポイントの攻撃力ダウンも馬鹿になりません。
《バージェストマ・ディノミスクス》
相手カードを除外し手札を1枚捨てる効果。
罠カードの発動をトリガーに墓地からレベル2モンスターとして自己再生する効果も。
EXデッキについて
汎用ランク2と特殊なX召喚手段をもつモンスターで固めました。
重要なカードのみ採用理由に触れます。
《武神姫-アハシマ》
唯一のリンクモンスター。
《カプシェル》とは相性良好でまずアハシマのリンク素材にして1ドロー、アハシマの効果で蘇生してエクシーズ素材にして次の相手ターン以降に効果を発動することで再び1ドローすることが可能。
《ブラック・ガーデン》により生成されたトークンも素材として活用可能。
《No.29 マネキンキャット》
《ブラック・ガーデン》と合わせて闇属性モンスターをデッキからリクルート可能。
《キャット・シャーク》
Xモンスターの攻撃力・守備力の元々の数値の2倍にする効果により《ブラック・ガーデン》による攻撃力半減を無視することが可能。
フリーチェーンで発動できるので《武神姫-アハシマ》や《カプシェル》の効果を好きなタイミングで誘発できるのも利点。
反面、単体ではただの弱小モンスター。
《FNo.0 未来皇ホープ》《FNo.0 未来龍皇ホープ》《No.93 希望皇ホープ・カイザー》
特定の同ランクのXモンスターを並べた際に展開できるホープ達。
このデッキでは貴重な高ステータス。
《神騎セイントレア》《天霆號アーゼウス》
戦闘破壊耐性を持つセイントレアで戦闘をこなし、メイン2でアーゼウスを重ねます。
こちらも手軽に出せる高ステータス&全体除去ですが、《七精の解門》等も墓地へ送ってしまうのは難点。
《カプシェル》は優秀だが…
《カプシェル》自体に展開能力はないものの、対応するサポートが多く一度引っ張り出せれば何度もドローに繋げられていい感じです。
問題はやはり「マリスボラス」とランク2エクシーズの層の薄さ。
ナイフの蘇生対象、スプーンの効果トリガーとなるのは自身以外のマリスボラス2種だけであり発動できず腐ることもしばしば。
フォークは悪魔族主体のデッキならとりあえず効果は使えますが、手札を1枚失ってやることが手札から弱小モンスターを展開するだけというのは時代遅れ感が否めません。
全員微妙なステータスなのもサポートカードの幅を狭めており歯がゆい所。
いっそ全員攻守0ならなぁと思うことも多々。
【メルフィー】や【ガエル】のように強力な専用Xモンスターを扱えるわけでもなく、打点不足や除去力不足はやはり否めません。
今後のレベル2悪魔並びにランク2の発展に期待です。