結構古株の水族デッキ
アクアアクトレス・テトラ効果モンスター
星1/水属性/水族/攻 300/守 300
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「アクアリウム」カード1枚を手札に加える。
水舞台永続魔法
(1):自分フィールドの水属性モンスターは、
水属性以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
(2):自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターは
相手モンスターの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。
見た目に反して魚族ではなく水族な【アクアアクトレス】。
アニメでは魚族だったようですが何があった。
「アクアリウム」永続魔法を駆使して戦うデッキですが、「アクアリウム」を除去されると脆いというわかりやすい弱点を抱えていました。
「アクアリウム」には水族の蘇生というリカバリ効果もありますが、「アクアアクトレス」を蘇生しても肝心のアクアリムが失われた状況では単なる弱小モンスター。
そんな中、蘇生する価値の高い《氷水啼エジル・ギュミル》という待望の水族大型モンスター、さらに手軽な展開手段である《氷水帝エジル・ラーン》が登場。
《氷水啼エジル・ギュミル》が破壊・除外耐性、《水舞台》で戦闘破壊耐性と補完しあうのも好相性です。
また、「アクアリウム」を能動的に墓地へ送る手段兼アタッカーとなる《水月のアデュラリア》も採用。
実質下級水族のリクルートが可能となり、《水舞台》&《豪雨の結界像》の並びも狙いやすくなりました。
【アクアアクトレス】デッキレシピ
モンスターカードについて
《アクアアクトレス・テトラ》《アクアアクトレス・グッピー》《アクアアクトレス・アロワナ》
テトラは「アクアリウム」サーチ、グッピーは手札のアクアアクトレス特殊召喚、アロワナはアクアアクトレスサーチ。
いずれも名称ターン1制限がないため、蘇生等を駆使すれば1ターンに複数回効果を発動可能なのが強み。
「アクアリウム」をサーチできるテトラはこのデッキの要であり当然フル投入。
《餅カエル》が現在禁止カードなのもありグッピーはピン差し。
アロワナは上級故に扱いにくさもありますが、《氷水のトレモラ》と合わせればキーカードであるテトラの展開まで繋がるのでこちらもフル投入。
《氷水のトレモラ》《氷水のエジル・ラーン》
【氷水】の面々。
《氷水のエジル》も入れた方が強い気もしますが、【氷水】に浸食されかねないのでこの2種+氷水揺籃に留めます。
アロワナ+トレモラが揃うといい感じ。
《水月のアデュラリア》
自分の魔法&罠ゾーンに表側表示でカードが存在する場合に手札から特殊召喚できるという条件は【アクアアクトレス】では容易に満たせます。
テトラで集めた「アクアリウム」2枚をコストで墓地へ送りつつデッキから《豪雨の結界像》を墓地へ送り、「アクアリウム」の効果で結界像とテトラを蘇生、テトラでまた「アクアリウム」をサーチする動きが美しい。
《深海のディーヴァ》《黄紡鮄デュオニギス》
プリマドーナ用ディーヴァセット。
相手の手札を一枚増やしてしまいますが、1枚初動でテトラ+水属性を作ることができる貴重なカード。
《豪雨の結界像》
結界像&水舞台だけでも(水属性以外の)モンスター頼みのデッキは処理に困ることに。
《月鏡の盾》と相性がいい点がアクアアクトレスと共通する点も〇。
《海亀壊獣ガメシエル》
定番の壊獣。水族なのでアクアリウムで蘇生可能。
また、守備力>攻撃力のステータスなので《月鏡の盾》を装備して殴る対象として適しています。
《水照明》&《月鏡の盾》のアクアアクトレスで殴れば攻撃力6200で殴ることになり4000ダメージを与えることが可能。
魔法・罠カードについて
《水舞台》《水照明》《水舞台装置》
アクアリウム。
耐性付与の《水舞台》をフル投入。あとはお好みで。
《水月のアデュラリア》とのコンボで下級水族をデッキから墓地経由で特殊召喚するコンボにも。
《月鏡の盾》
ダメージ計算時に発動する強制効果を持つ数少ないカード。
このカードによる強化の後に倍化を付与できるのは《水照明》の強みであり、アクアアクトレス+月鏡の盾で(相手の攻守の高い方+100)×2の攻撃力を得ることが可能です。
また、【結界像ビート】のように《豪雨の結界像》に装備させるのも単純ながら強力。
《おろかな副葬》《氷結界》
副葬&氷結界でレベル5以上の水属性サーチに。
《氷水揺籃》《金満で謙虚な壺》
キーカードを揃えるために。
《水物語-ウラシマ》
相手モンスターの効果無効化&弱体化。
効果は悪くないものの墓地にアクアアクトレスがいる必要がある点に注意。
EXデッキについて
一部カードのみ触れます。
《海晶乙女コーラルアネモネ》
効果を使用したテトラを素材にリンク召喚し、テトラを蘇生し効果を再利用するのがこのデッキの鉄板の動き。
《海晶乙女アクア・アルゴノート》
攻撃対象を自身に制限する効果をもつため、《豪雨の結界像》と並べるだけでそれなりの盤面に。
攻撃力は2300と低めなので《水舞台》か《水舞台装置》もあるとなお良し。
《世海龍ジーランティス》
フィールドのモンスターを一度全除外し特殊召喚し直せるリンク4。
アクアアクトレスを特殊召喚し直すことで効果を再利用可能。
また、《海晶乙女コーラルアネモネ》を経由し水属性しか特殊召喚できない縛りがかかっている状態でなら水属性以外のモンスター除去となります。
また、元々の持ち主のフィールドに戻すため相手フィールドに特殊召喚したガメシエルも自分フィールドに帰ってきます。
《氷水啼エジル・ギュミル》
貴重な制圧効果持ちの大型水族。
自身の効果の穴である戦闘破壊を《水舞台》で防ぐことができれば僥倖。
《深海姫プリマドーナ》
ディーヴァ&デュオニギスの流れで相手の手札を増やしてしまうものの下級水属性をリクルート可能。
テトラをリクルートしコーラルアネモネに繋げば2枚のアクアリウムをサーチできます。
アクアアクトレスの展開例・回し方
《アクアアクトレス・グッピー》/《アクアアクトレス・テトラ》/《水月のアデュラリア》の3枚始動。
グッピーテトラの2枚は
・《深海のディーヴァ》1枚
・《氷水のトレモラ》/《アクアアクトレス・アロワナ》
でも似た展開に持っていけます。
- 《アクアアクトレス・グッピー》を召喚し効果で《アクアアクトレス・テトラ》を手札から特殊召喚
- 《アクアアクトレス・テトラ》の効果で「アクアリウム」Aをサーチ
- 場の2体で《海晶乙女コーラルアネモネ》をリンク召喚
- 《海晶乙女コーラルアネモネ》の効果で《アクアアクトレス・テトラ》を蘇生
- 《アクアアクトレス・テトラ》の効果で「アクアリウム」Bをサーチ
- 場の2体で《海晶乙女マーブルド・ロック》をリンク召喚
- 《海晶乙女マーブルド・ロック》の効果で墓地の《海晶乙女コーラルアネモネ》をEXに戻す
- 「アクアリウム」2枚を発動し、《水月のアデュラリア》を特殊召喚
- 《水月のアデュラリア》の効果で「アクアリウム」2枚を墓地へ送り、デッキから《豪雨の結界像》を墓地へ送る
- 墓地へ送られた「アクアリウム」2枚の効果で《アクアアクトレス・テトラ》と《豪雨の結界像》を墓地から特殊召喚
- 《アクアアクトレス・テトラ》の効果で《水舞台》をサーチし、発動する
盤面は《海晶乙女マーブルド・ロック》/《豪雨の結界像》/《アクアアクトレス・テトラ》/《水月のアデュラリア》/《水舞台》
となります。
アデュラリアのコストとなる「アクアリウム」2枚は何でもいいですが、《水照明》2枚は同時に発動できない点に注意。
テトラは1ターンに3回も効果を使用することに。フル回転。
「アクアリウム」の蘇生効果使用後は水族しか展開できない制約があるのが惜しい。
求む水族の汎用リンク4。
水族の波、拡大中
海外新規に水族のカテゴリも控えているようですし、水族の層はこれからも厚くなっていきそうです。
そろそろ【アクアアクトレス】にも新規が来るかも……?