新たなる「機巧」登場
機巧牙-御神尊真神効果モンスター 星6/風属性/機械族/攻2150/守2150 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):除外されている自分のカードが6枚以上の場合、 このカードはリリースなしで召喚できる。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、 手札からモンスター1体を捨てて発動できる。 デッキから「機巧牙-御神尊真神」以外の、 攻撃力と守備力の数値が同じモンスター1体を手札に加える。 (3):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。 除外されている自分のカード6枚を選んでデッキに戻す。
PHANTOM RAGEで登場する《機巧牙-御神尊真神》。
これまた面白い効果を持った「機巧」シリーズのニューフェイス。
除外されている枚数を参照するリリース軽減効果、攻守が同じモンスターのサーチ効果、破壊された場合に除外されている自分のカードを6枚デッキに戻す効果を持っています。
《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》に続き、あちらに対応しない特殊召喚モンスターにも「同じ攻守を持つこと」に意義が生まれました。
また、手札誘発モンスターにも該当ステータスのものが多く存在します。
(1)の効果から積極的に除外を駆使するデッキなら出しやすい…のは確かなのですが、このモンスターは特殊召喚モンスターというわけではなく普通のアドバンス召喚や蘇生等にも対応します。
(2)効果の発動条件も召喚・特殊召喚の両方に対応しているため、除外を積極的に行うデッキでなくとも採用できそうです。
例えば同じ「機巧」シリーズである《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》の効果で特殊召喚しても効果使用可能。
(3)効果は《ネクロフェイス》等と同様に、裏側表示で除外されているカードも戻せる貴重な効果。
積極的に使うなら能動的な破壊手段が欲しいところです。
《レアメタルフォーゼ・ビスマギア》《破械童子アルハ》のように《機巧牙-御神尊真神》を即座に破壊できるサーチ先も存在します。
1枚で(1)条件を満たせるカード
モンスターカード
《機巧蛇-叢雲遠呂智》
メインデッキの上から8枚裏側除外して特殊召喚可能。
《機巧牙-御神尊真神》に召喚権を残せる点や種族が一致し、《機巧蛇-叢雲遠呂智》自体がサーチ対象でもある点でも相性〇。
ターンを跨げば《機巧牙-御神尊真神》を能動的に破壊することもでき、このカードとの相性を考えてデザインされたのでしょう。
《百万喰らいのグラットン》
手札・フィールド・EXデッキから5枚以上を除外して特殊召喚可能。
こちらはEXデッキから除外できるためサーチ先を除外する危険はなく、召喚権も食わないため共存が容易です。
攻守?なのでサーチ先にはならないのは残念。
《ネクロフェイス》
自身が除外された場合にお互いのデッキを上から5枚除外します。
除外効果が発動される際は自身も除外されているのでぴったり6枚の除外を稼げます。
除外手段を用意する必要がある点やサーチ先を除外する可能性がある点はネック。
《ネクロフェイス》も除外されているカードをデッキに戻す効果を持っているため、うまく双方を利用できれば除外したり戻したりと何か活用できるかもしれません。
《妖精伝姫-シラユキ》
手札・フィールド・墓地から7枚除外して特殊召喚可能。
デュエル序盤には使いにくいものの、汎用性の高い効果を持ちメインデッキを除外することもないのは評価点です。
魔法カード
《強欲で貪欲な壺》
メインデッキの上から10枚を裏側表示で除外して2枚ドロー。
《機巧牙-御神尊真神》を引き込む手段としても優秀ですが、サーチ先を飛ばしてしまう不安はあります。
比較的デッキを選ばずに採用できるドローソース。
《強欲で金満な壺》
EXデッキをランダムに3or6枚を裏側表示で除外して1or2枚ドロー。
《強欲で貪欲な壺》と同様に《機巧牙-御神尊真神》を引き込みやすくする上に、除外対象がEXデッキであることからサーチ先を飛ばす心配もありません。
《強欲で金満な壺》自体が採用するデッキを選ぶものの、《機巧牙-御神尊真神》のサポートとしては優秀です。
《シュトロームベルクの金の城》
自分スタンバイフェイズにメインデッキの上から10枚を裏側表示で除外します。
一応1枚で除外を稼げるカードなので記載。
除外タイミングが遅い上に相手ターン中に除去される可能性もあり、リクルート効果を使うと通常召喚できなくなるのもあり相性は悪そうです。
ただし、《怪鳥グライフ》がサーチ対象となるステータスではあります。
《ヘル・テンペスト》
発動条件が厳しいもののお互いのデッキ・墓地のモンスターをすべて除外します。
…当然《機巧牙-御神尊真神》のサーチ先も吹き飛びます。
罠カード
《魔獣の大餌》
罠なので遅いものの、自分のEXデッキから最大15枚を裏側表示で除外(と相手のEXデッキを同数一時的に除外)可能。
《機巧牙-御神尊真神》のサーチ効果を目的とする場合はこの遅さは気になりますが、戻す効果により2枚目以降の《魔獣の大餌》も活用できるようになるのは利点。
ここで書いたカード以外にも《サイバー・エルタニン》や《メガロック・ドラゴン》等、下準備さえできていれば大量に除外を行えるカードは存在します。
相性のいいサーチ先・テーマ
「機巧」シリーズ
機巧蛇-叢雲遠呂智効果モンスター 星8/闇属性/機械族/攻2450/守2450 このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):このカードが手札・墓地に存在する場合、 自分のデッキの上からカード8枚を裏側表示で除外して発動できる。 このカードを特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):自分のEXデッキからカード3枚を裏側表示で除外し、 フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
当然「機巧」シリーズは全てサーチ対象。
特に《機巧蛇-叢雲遠呂智》や《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》は《機巧牙-御神尊真神》の召喚・特殊召喚補助にもなります。
属性やレベルからサーチし辛かった《機巧辰-高闇御津羽靇》《機巧蹄-天迦久御雷》をサーチできるのはありがたい。
《機巧牙-御神尊真神》以外の「機巧」は自己特殊召喚を持つため召喚権を割きやすいのもポイント。
手札誘発
エフェクト・ヴェーラーチューナー・効果モンスター 星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0 (1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、 相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
攻守0の《エフェクト・ヴェーラー》《速攻のかかし》《バトル・フェーダー》《ドロール&ロックバード》etc
攻守100の《D.D.クロウ》など多数の手札誘発も該当します。
汎用性の高いものも多く、採用しておけばデッキ内にサーチ先がないという事態は減らせそうです。
マジシャンズ・ソウルズ
マジシャンズ・ソウルズ効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札にある場合、
デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを特殊召喚する。
●このカードを墓地へ送る。
その後、自分の墓地から「ブラック・マジシャン」または
「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚できる。
(2):自分の手札・フィールドから魔法・罠カードを2枚まで墓地へ送って発動できる。
墓地へ送った数だけ自分はデッキからドローする。
自己特殊召喚効果やドロー効果を持つため《機巧牙-御神尊真神》のリリース要員や手札に引き込むための手段にもなる点で相性〇。
《ブラック・マジシャン・ガール》を蘇生すればランク6にも繋がります。
【魔神儀】
魔神儀 タリスマンドラ効果モンスター 星6/闇属性/植物族/攻 0/守 0 このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):手札の儀式モンスター1体を相手に見せて発動できる。 「魔神儀-タリスマンドラ」以外のデッキの「魔神儀」モンスター1体と手札のこのカードを特殊召喚する。 (2):このカードがデッキからの特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから儀式モンスター1体を手札に加える。 (3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
攻守0の魔神儀モンスター並びに《魔神儀の創造主-クリオルター》がサーチ対象。
アドバンス召喚も行いやすいです。
儀式召喚デッキは《強欲で金満な壺》等を積みやすい点でも好相性。
サーチ対象となる儀式モンスターには《機巧牙-御神尊真神》を破壊できる《終焉の覇王デミス》(攻守3000)等も存在します。
【ドライトロン】
竜儀巧-メテオニス=DRA儀式・効果モンスター 星12/光属性/機械族/攻4000/守4000 「流星輝巧群」により降臨。 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのこのカードは相手モンスターの効果の対象にならない。 (2):このカードの儀式召喚に使用したモンスターのレベルの合計が2以下の場合、 このカードは特殊召喚された相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。 (3):相手ターンに、攻撃力の合計が2000または4000になるように自分の墓地からモンスターを除外し、 その合計2000につき1枚、相手フィールドの表側表示のカードを対象として発動できる。 そのカードを墓地へ送る。
流星輝巧群儀式魔法 儀式モンスターの降臨に必要。 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):攻撃力の合計が儀式召喚するモンスターの攻撃力以上になるように、 自分の手札・フィールドの機械族モンスターをリリースし、 自分の手札・墓地から儀式モンスター1体を儀式召喚する。 (2):このカードが墓地に存在する場合、 自分フィールドの「ドライトロン」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力を相手ターン終了時まで1000ダウンし、 このカードを手札に加える。
こちらも魔神儀と同様アドバンス召喚でも出しやすく、《強欲で金満な壺》も積みやすそうなデッキ。
《竜儀巧-メテオニス=DRA》(攻守4000)等の攻守が同値の儀式モンスターを採用すればサーチ先も確保可。
《マンジュ・ゴッド》等と比べると《機巧牙-御神尊真神》が機械族であるため《流星輝巧群》に対応している点で優れます。
魔導獣 マスターケルベロス
魔導獣 マスターケルベロスペンデュラム・効果モンスター 星8/光属性/魔法使い族/攻2800/守2800 【Pスケール:青4/赤4】 このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。 このカードを破壊し、デッキからレベル7以下の「魔導獣」効果モンスター1体を手札に加える。 【モンスター効果】 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを2つ置く。 (2):自分フィールドに魔力カウンターが4つ以上存在する場合、 このカードは効果では破壊されない。 (3):1ターンに1度、自分フィールドの魔力カウンターを4つ取り除き、 相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを除外する。 このカードの攻撃力は相手ターン終了時まで、除外したそのモンスターの元々の攻撃力分アップする。
魔導獣全般のサーチに繋がり、《魔導獣 キングジャッカル》をサーチすればそのP効果で即座に展開可能です。
《EMウィム・ウィッチ》や《魔導獣 メデューサ》もサーチ対象。
《エキセントリック・デーモン》等の高スケールを採用している場合は《機巧牙-御神尊真神》をP召喚することも狙えます。
また、【魔導獣】自体が《百万喰らいのグラットン》等を採用しやすいのも好相性。
レアメタルフォーゼ・ビスマギア
レアメタルフォーゼ・ビスマギアペンデュラム・効果モンスター 星1/炎属性/サイキック族/攻 0/守 0 【Pスケール:青8/赤8】 (1):1ターンに1度、このカード以外の 自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊し、デッキから 「メタルフォーゼ」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。 【モンスター効果】 このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。 このターンのエンドフェイズに、デッキから「メタルフォーゼ」モンスター1体を手札に加える。
《機巧牙-御神尊真神》を即座に破壊することができるサーチ先の一つ。
【メタルフォーゼ】自体が《機巧牙-御神尊真神》をP召喚できるスケールを持つデッキであり、《メタルフォーゼ・アダマンテ》の融合素材としても活用可能。
パラレル・エクシード
パラレル・エクシード効果モンスター 星8/風属性/サイバース族/攻2000/守2000 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在し、自分がリンク召喚に成功した場合に発動できる。 このカードをそのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「パラレルエクシード」1体を特殊召喚する。 (3):「パラレルエクシード」の効果で特殊召喚したこのカードはレベル4になり、 元々の攻撃力・守備力は半分になる。
リンク召喚に繋げられればさらなる展開に繋がります。
ただしこのカードをサーチするだけなら《フォーマッド・スキッパー》の方が適任か。
ちなみに《フォーマッド・スキッパー》も攻守0なのでサーチ対象。
WWモンスター
WW-アイス・ベル効果モンスター 星3/風属性/魔法使い族/攻1000/守1000 「WW-アイス・ベル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 その後、デッキから「WW」モンスター1体を特殊召喚できる。 この効果でデッキから特殊召喚したモンスターはリリースできず、 この効果を発動するターン、自分はレベル5以上の風属性モンスターしか エクストラデッキから特殊召喚できない。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 相手に500ダメージを与える。
WWモンスターは全てサーチ対象。
除外ギミックを多用するデッキではないものの、アドバンス召喚は容易です。
《WW-アイス・ベル》の効果の関係から、《機巧牙-御神尊真神》でサーチするというよりもWWの展開に《機巧牙-御神尊真神》を添えて1枚サーチをプラスする使い方になるでしょうか。
《WW-スノウ・ベル》は1ターンの効果の発動制限もないためサーチしてすぐに活用できます。
汎用性の高い《強欲で貪欲な壺》あたりを組み込んで除外枚数を稼げば、《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》や《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》をシンクロ召喚した後でこのカードを召喚。
サーチ効果を無効化してシンクロドラゴンの打点を挙げて《機巧牙-御神尊真神》を破壊し除外カードを戻すというコンボも一応可能。
《機巧牙-御神尊真神》が風属性のため《風霊媒師ウィン》等の制約に引っ掛からないのは利点ですが、そのウィンがサーチャーでありライバル。
サーチ先は意外と難しい
サーチ範囲自体は広範ですが、低ステータスのモンスターは《クリッター》でサーチできたり、もっと使いやすいサーチ手段を擁するモンスターが多く意外と難しいですね。
例えば【電池メン】【ドラグマ】【SR】等、該当ステータスモンスターを複数抱えるカテゴリも多数ありますが、それぞれカテゴリ内に使いやすいサーチ手段を備えていたり召喚権が浮かなかったりと《機巧牙-御神尊真神》が入る隙がないです。
また思いついたら追記します。