9期最弱?の【電子光虫】
電子光虫-ウェブソルダー効果モンスター 星3/光属性/昆虫族/攻 500/守1500 このカードをX召喚の素材とする場合、昆虫族モンスターのX召喚にしか使用できない。 (1):1ターンに1度、自分フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示にし、手札から昆虫族・レベル3モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。 (2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。 ●このX召喚に成功した場合に発動する。 相手フィールドの全ての表側表示モンスターは、守備力が0になり、守備表示になる。
電子光虫-レジストライダー
効果モンスター
星3/光属性/昆虫族/攻1000/守1000
このカードをX召喚の素材とする場合、昆虫族モンスターのX召喚にしか使用できない。
(1):自分が昆虫族・レベル3モンスターの召喚に成功した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、このカードとそのモンスターのレベルを5または7にできる。
(2):このカードが手札から特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドの昆虫族モンスター1体を選んで表示形式を変更する。
(3):フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力・守備力は1000アップする。
※もともとは2020年5月にあげた記事ですが、電子光虫新規の登場により2020年10月に全面的に書き直しています。
数々の壊れテーマが存在する9期遊戯王の中で生まれた【電子光虫】。
守備表示にまつわる効果を持ち、エクシーズ素材になった際にエクシーズモンスターに効果を付与できる光属性レベル3昆虫族と、重ねてランクアップできる昆虫族エクシーズモンスター達からなるカード群です。
元々展開力に難があり、メインデッキの電子光虫の効果と重ねてランクアップの仕様が微妙に噛み合わなかったりで9期の中でも弱い方のテーマとして知られていた【電子光虫】
しかし
昆虫族に不足していた除去力と展開力を補う新たなるG《ゴキポール》、その《ゴキポール》等との相性に優れるリンクモンスター《甲虫装機ピコファレーナ》、そのリンク素材として最適な《トランシケーダ》などの登場。
特に《ゴキポール》《トランシケーダ》がレベル3の昆虫族である点は見逃せません。
なぜならば、実は各電子光虫が持つ効果は「電子光虫」指定ではなくレベル3昆虫族をサポートする効果。
つまり《ゴキポール》たちの扱いならお手の物。
さらに11期にてまさかの新規《電子光虫-レジストライダー》が登場。
レベル3昆虫族の召喚をトリガーに自身を特殊召喚しレベルを変更できる効果、昆虫族の表示形式を変更できる効果を持った超優秀な大型新人です。
そんなカードプールの増加によりかつてを上回る力を得た電子光虫のデッキレシピ
【電子光虫G】デッキレシピ
モンスターカードについて
「電子光虫」モンスター
展開効果を持つ《電子光虫-ウェブソルダー》《電子光虫-レジストライダー》はフル投入。
また、守備表示になった際にレベル3昆虫族をリクルートできる《電子光虫-センチビット》は《電子光虫-レジストライダー》と共に引けた場合においしいためこちらもフル投入。
つり上げ効果持ちの《電子光虫-コクーンデンサ》も優秀ですが最序盤は腐るためピン挿し。
《デビルドーザー》《粘糸壊獣クモグス》
《共振虫》のサーチ先。
《デビルドーザー》&《共振虫》コンビは今も優秀。
《ゴキボール》《G戦隊シャインブラック》
《ゴキポール》でサーチ&特殊召喚するための通常モンスター。
状況によりどちらかを特殊召喚しましょう。
《共振虫》
《封印の黄金櫃》で除外し疑似《おろかな埋葬》としたり、《甲虫装機ピコファレーナ》で装備カードにする候補の一つ。
《ゴキポール》
墓地に送られた場合にレベル4昆虫族をサーチ。
サーチしたモンスターが通常モンスターだった場合はさらに特殊召喚してその攻撃力以上のモンスターを破壊できるという優秀なG。
レベル3昆虫族のため各「電子光虫」の効果に対応。
《おろかな埋葬》や《甲虫装機ピコファレーナ》による装備カード化を経由して墓地におくり、除去&展開を担います。
《トランシケーダ》
各「電子光虫」の効果で特殊召喚し、トークンを生成して主にリンク召喚につなぎます。
《増殖するG》
言わずもがな。
《応戦するG》を採用しているため他のデッキより手札に加えやすいです。
《応戦するG》
モンスターを特殊召喚する効果を持つ魔法カードの発動をトリガーに特殊召喚&疑似マクロコスモス状態を生み出す恐ろしいG。
墓地に送られた際のサーチ効果も持つため《甲虫装機ピコファレーナ》による装備カード化を経由して墓地におくり《増殖するG》をサーチすることも。
《スモーク・モスキート》
戦闘ダメージを受ける際に自身を特殊召喚しダメージ半減&バトルフェイズ終了という効果を持つ蚊。
レベルコピー効果も持つため次のターンにエクシーズ素材にしやすいです。
魔法・罠カードについて
《ストイック・チャレンジ》
装備モンスターの攻撃力をX素材×600打点UP&戦闘ダメージ倍というメリット効果
装備モンスターの効果の発動を封じ相手ターンのエンドフェイズに墓地へ送られる&このカードが離れたときに装備モンスターを破壊するというデメリット効果を合わせ持つ装備魔法。
《電子光虫-ライノセバス》との相性がすこぶるよく、後述のワンキル展開のために採用。
《光虫異変》
レベル3昆虫族を効果無効にして2体蘇生できる罠カード。
《ゴキポール》の墓地効果や「電子光虫」のX素材になった際の効果は有効です。
《死者蘇生》《墓穴の指名者》《無限泡影》等
定番のカード達なので省略。
【電子光虫】ワンキル・展開例
ワンキル例
《電子光虫-ウェブソルダー》/《電子光虫-レジストライダー》/《ストイック・チャレンジ》の3枚から以下のようなワンキルが可。
※相手フィールドにリンクモンスター以外のモンスターが必要。
- 《電子光虫-ウェブソルダー》を召喚し、《電子光虫-レジストライダー》の効果で自身を特殊召喚
- 《電子光虫-レジストライダー》の効果で場の2体のレベルを7に変更
- 2体で《電子光虫-ライノセバス》をリンク召喚
- 《電子光虫ウェブソルダー》を素材にしたことで相手フィールドのモンスターの表示形式を守備表示に変更&守備力を0に、《電子光虫-レジストライダー》を素材にしたことで攻守1000UP(攻撃力3600)
- 《ストイック・チャレンジ》を《電子光虫-ライノセバス》に装備(攻撃力4800)
- 守備力0の相手モンスターに攻撃することで貫通&倍加で9600ダメージ
《ストイック・チャレンジ》は効果の発動ができないだけで永続効果は有効のため、《電子光虫-ライノセバス》の貫通効果を活かせます。
リンク展開例
《電子光虫-ウェブソルダー》/《トランシケーダ》/手札コストの3枚から以下のような展開が可能。
墓地に《トランシケーダ》、手札に《電子光虫-コクーンデンサ》+手札コストでも可。
《ゴキボール》の部分は《G戦隊シャインブラック》でも可。
- 《電子光虫ウェブソルダー》を召喚し、効果で自身を守備表示にし《トランシケーダ》を特殊召喚
- 《トランシケーダ》の効果でヌケガラトークンを特殊召喚
- 《トランシケーダ》とヌケガラトークンで《甲虫装機ピコファレーナ》をL召喚、効果で手札を1枚捨て《電子光虫ウェブソルダー》に《共振虫》を装備
- 《電子光虫ウェブソルダー》を素材に《転生炎獣アルミラージ》をL召喚
- 墓地へ送られた《共振虫》の効果で《デビルドーザー》をサーチ
- 《共振虫》含む昆虫族2体を墓地から除外し《デビルドーザー》を特殊召喚。《共振虫》の効果で《ゴキポール》を墓地へ送る
- 墓地に送られた《ゴキポール》の効果で《ゴキボール》をデッキから特殊召喚(攻撃力1200以上のモンスターを破壊可能)
- 《ゴキボール》を素材に《リンクスパイダー》をリンク召喚
- 《甲虫装機ピコファレーナ》の効果で墓地の昆虫族3体をデッキに戻し1枚ドロー
- 《転生炎獣アルミラージ》と《甲虫装機ピコファレーナ》で《熾天蝶》をリンク召喚
- 《熾天蝶》と《リンクスパイダー》で《アクセスコード・トーカー》をリンク召喚し攻撃力3000アップ。除去効果を4回使用可(風:熾天蝶、闇:ピコファ、炎:アルミラ、地:リンスパ)
手順9でドローできるため実質的な消費2枚で最大5枚の除去と《アクセスコード・トーカー》(攻撃力5300)&《デビルドーザー》を用意できます。
総攻撃力が8100となるため、除去と合わせてライフを削り切りましょう。
通常モンスターと《デビルドーザー》が絡むあたり往年の【デミスドーザー】を彷彿とさせますが、実質的な手札消費の少なさで勝ります。
…半面、手順の複雑さ=妨害の受けやすさやEXへの依存度の高さで劣ります。
レベル3昆虫族と共に羽ばたく電子光虫
まさかの新規で電子光虫の効果をぐんと活かしやすくなりました。
リンク先無しでシンクロやエクシーズを出せるようになった今、リンクモンスターへの依存度が減ったことで純【電子光虫】も多少は動きやすくなりつつあるかな?